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はじめての介護

兄弟間の介護役割分担でもめないために

介護をきっかけに兄弟仲が悪くなった——残念ながら、よく聞く話です。原因の多くは「誰か一人に負担が偏ること」と「お金の話を曖昧にすること」。もめる前に決めておくべきことを整理します。 まず、介護が始まった早い段階で家族会議を開きましょう。遠方の兄弟も含めて、できればオンラインでも全員で。議題は三つ。①親の状態と希望の共有、②役割の分担、③お金の管理方法です。 役割分担のポイントは「同じ作業を等分する」のではなく「できることを出し合う」こと。近くに住む人は日常の見守り、遠方の人は金銭管理や手続き、帰省時の集中ケア、費用の負担など。「何もしない人」を作らないことが大切です。 お金は、親の介護費用は親のお金から出すのが大原則。誰が立て替えたかわからなくなるのが揉めごとの種なので、介護用の口座や家計簿アプリで「見える化」し、領収書を残しましょう。主介護者への感謝を金銭で示す取り決め(月いくら、など)をしておく家族もあります。 そして、決めたことは簡単でいいのでメモに残すこと。記憶は食い違います。「言った・言わない」を防ぐ一枚のメモが、家族関係を守ります。話し合いがこじれそうなときは、ケアマネジャーや地域包括支援センターに同席してもらう方法もあります。

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