嚥下(えんげ)とは食べ物や飲み物を飲み込む動作のことです。加齢・脳卒中・認知症などにより嚥下機能が低下すると、誤嚥(食べ物が気管に入ること)のリスクが高まります。 嚥下障害のサインは①食事中によくむせる②食事に時間がかかるようになった③食後に声がゴロゴロする(湿性嗄声)④食べる量が減った⑤体重が減ってきた、などです。これらのサインがある場合は、かかりつけ医や言語聴覚士(ST)に相談しましょう。 食事の工夫として①とろみをつける(市販のとろみ剤を使用):飲み物や汁物にとろみをつけると飲み込みやすくなります。②やわらか食・ムース食:食材をやわらかく煮る・ミキサーでなめらかにする・市販のムース食を活用する。③一口の量を少なくする・背筋を伸ばした姿勢で食べる・食後すぐに横にならない。 在宅での対応に限界を感じたら、訪問リハビリテーション(言語聴覚士の訪問)を利用することで専門的な嚥下評価とリハビリが受けられます。ケアマネジャーに相談して、ケアプランに組み込んでもらいましょう。 嚥下障害専用の介護食(ムース食・とろみ食)を宅配してくれるサービスも増えています。「食楽膳」などは嚥下障害がある方向けの冷凍惣菜を提供しており、在宅での食事準備の負担を大幅に減らせます。