介護を終えた方、現在進行形の方からよく聞く「あのとき、こうしておけばよかった」。先輩たちの後悔は、これから介護に向き合う人への最高の教科書です。代表的な声をまとめました。 一番多いのは「元気なうちに親の希望を聞いておけばよかった」。どこで暮らしたいか、延命治療はどうしたいか、お金はどこにあるか。判断力が落ちてからでは確認できないことばかりです。エンディングノートを一緒に書く、雑談の中で少しずつ聞く——形式は何でも構いません。 次に多いのが「お金と書類の場所を把握しておけばよかった」。預金口座、保険証券、年金、不動産の権利書。本人が入院してから探し回る家族は本当に多いのです。一覧メモを一枚作っておくだけで、その後の手続きが何倍も楽になります。 「もっと早く相談すればよかった」という声も目立ちます。家族だけで頑張りすぎて、共倒れ寸前で初めて地域包括支援センターを知った——そんな後悔です。制度もサービスも、知っているかどうかがすべて。相談は早いほど選択肢が増えます。 最後に「自分の生活を犠牲にしすぎなければよかった」。仕事を辞めて介護に専念した結果、経済的にも精神的にも追い詰められるケースは少なくありません。介護離職の前に、介護休業制度や使えるサービスを必ず確認してください。あなたの人生も、同じくらい大切です。