介護保険は心強い制度ですが、「何でもやってもらえる」わけではありません。できること・できないことの線引きを知っておくと、ケアプラン作成やヘルパーさんとのやり取りがスムーズになります。 できることの代表は、本人の生活を支えるサービスです。訪問介護(食事・入浴・排泄の介助、本人のための調理・掃除・買い物)、デイサービス、ショートステイ、福祉用具のレンタル(介護ベッド・車椅子など)、住宅改修費の補助(手すり設置など、上限20万円)が含まれます。 一方、できないことは「本人以外のため」「日常の範囲を超えるもの」です。家族の分の食事作りや洗濯、来客対応、庭の手入れ、ペットの世話、大掃除、正月料理などは介護保険の対象外。ヘルパーさんに頼めないのは制度上のルールであって、意地悪ではありません。 対象外のことを頼みたい場合は、保険外の自費サービス(家事代行・介護保険外サービス)を組み合わせるのが現実的です。費用はかかりますが、家族の負担を減らす投資と考える価値はあります。 自己負担は原則1割(所得により2〜3割)。要介護度ごとに月の支給限度額が決まっており、超えた分は全額自己負担になります。詳しい枠の使い方はケアマネジャーと相談しながら決めていきましょう。