「兄弟は知らんぷり」「夫は何もしない」「頼んでも断られる」——介護の負担が一人に集中し、それが当たり前になってしまっているご家庭は少なくありません。手伝ってもらえないもどかしさとやるせなさは、介護疲れを加速させます。 まず試してほしいのが「具体的にお願いする」ことです。「手伝って」では動かない人も、「毎週土曜日の昼食だけ担当して」「月1回お金の管理をチェックして」と具体的に頼むと動きやすくなります。役割を決めることで責任感が生まれます。 次に「現状を見てもらう」機会を作りましょう。離れて暮らす兄弟は介護の大変さが見えていないことが多いです。帰省してもらって一日介護を体験してもらう、または介護日誌を共有するだけで「こんなに大変だったのか」と気づいてもらえることがあります。 家族会議が難しい場合は、ケアマネジャーや地域包括支援センターに「家族調整の場に同席してほしい」と依頼する方法もあります。第三者が入ると、感情論にならずに役割分担の話し合いが進みやすくなります。 それでもどうしても協力が得られない場合は、介護保険サービス・民間の家事代行・見守りサービスなど「外の力」で補う方向に切り替えましょう。お金はかかっても、あなたの体と心を守ることが最優先です。一人で全部背負おうとしなくていい。それがこの時代の介護の正解です。