「もっと優しくしてあげればよかった」「施設に入れてしまって申し訳ない」「イライラしてしまった自分が情けない」——介護をしていると、罪悪感がつきまといます。この感情を否定するつもりはありません。でも、罪悪感を持ち続けることが介護者を追い詰め、かえって介護の質を下げてしまうことも知っておいてください。 まず気づいてほしいのは、「罪悪感を感じる人ほど、真剣に介護と向き合っている」という事実です。手を抜いている人は罪悪感を感じません。あなたが感じている罪悪感は、それだけ一生懸命だった証です。 罪悪感を手放すヒントを3つ紹介します。①「完璧な介護者」は存在しないと知る。介護の教科書通りにできなくて当然です。②怒鳴ってしまった翌日に「昨日は怒鳴ってごめんね」と伝えるだけでいい。謝ることが、関係を修復します。③「施設に入れること」は見捨てることではない。専門家に委ねることで、本人がより安全に過ごせることもあります。 「家族の会」や介護者サポートグループに参加すると、同じ気持ちを持つ人と出会えます。「私だけじゃなかった」という安心感が、罪悪感を和らげてくれます。地域包括支援センターに「介護者の集まりはありますか?」と聞いてみましょう。 あなたは今日も精一杯やっています。それだけで十分です。