「終活」という言葉が一般的になりましたが、実際に親の終活を手伝う立場になると「どこから手をつければいい?」と戸惑う方が多いです。親が元気なうちに進めておくことで、本人・家族ともに安心感が得られます。 終活でやっておきたいことは大きく4つです。①財産・書類の整理と共有(預金口座・保険・不動産・年金・借金の有無)②医療・介護の希望の確認(延命治療の意向・入りたい施設のイメージ)③葬儀・お墓の希望の確認(どんなお葬式にしたいか・お墓はどこにするか)④エンディングノートへの記録(次の記事で詳しく解説します)。 進め方のコツは「一度に全部やろうとしない」ことです。「今日は通帳の場所だけ確認しよう」「次の帰省のときに保険証券を整理しよう」と小さく分けると、親の負担も減り会話が続きやすくなります。 「死の話をするなんて」と嫌がる親もいます。そのときは「家族みんなのためにやっておこう」「私も自分のをやっているよ」という言い方が有効です。終活は「死の準備」ではなく「残りの人生を自分らしく生きるための準備」というフレームで伝えましょう。 終活サポートを専門にする「終活カウンセラー」や「エンディングノート相談会」を開催している地域もあります。社会福祉協議会・市区町村の高齢者支援窓口に問い合わせてみてください。